塾が教えない中学受験必笑法・新春特別版:おおたとしまさ
いよいよ中学受験本番を迎えるご家庭では、家族で体調管理を万全にし、リラックスした状態で入試に臨めるように準備に抜かりがないことでしょう。ここまでの道のりは決して楽ではなかったはず。残りわずかな中学受験生活を、親子で胸を張ってすごしてください。
この時期、中学受験生の親として最後にやっておいてほしいことを3つ提案したいと思います。SNSについて、合否発表の瞬間について、小学校の担任の先生とのコミュニケーションについてです。
SNSアプリはいっそ消す
入試本番が始まったら、スマホからSNSのアプリを一時的に削除してしまいましょう。理由の1つは、入試の最中に雑音が耳に入り心がかき乱されることを防ぐためです。もう1つの理由は、ほかの受験生の親の心をかき乱さないための思いやりです。
わが子の進学先がなかなか決まらないのに、早々と第一志望合格を決めたお子さんの親御さんが「桜咲く!○○中学に合格しました!」などと意気揚々と書き込んでいるのを見てしまうと、焦りや不安を増幅してしまいます。ましてやそれが、わが子が不合格になった学校だったりしたら平常心でいるのは難しい。親の心の乱れが子どもにも伝わってしまうと、ますます状況は悪くなります。それを防ぐために、SNSは見ないようにしたほうがいい。つい見てしまわないように、いっそアプリを削除してしまったほうがいいと私は思います。
わが子の入試が終わっても、みんなの入試が終わる時期までは、SNSアプリを再インストールしないほうがいいでしょう。再インストールしてしまうとつい合格報告を書き込みたくなってしまうからです。うれしい報告も、すべての入試が終わるころまでは書き込まないようにしましょう。さきほどの状況と逆の立場を想像してみれば、理由はわかりますよね。入試期間の後半戦になってもまだ進学先が決まっておらず、毎日を不安に過ごす親子が必ずいます。彼らの戦いが終わるまでは、ちょっと待ってあげましょう。
合否発表の瞬間、どう迎える?
縁起でもないことをいって大変…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル